読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

読書のはじまり

最近読書はしてますか?読書はしたいけれど、面白い本を探している時間はない。そんな人が、ここで読みたい本を見つけてくれたら嬉しいです

ウドウロク

有働由美子

 

今やNHKの朝の顔といっていいほどのキャスターさんだ。

朝の時間帯に余裕のある方にはお馴染みのキャスターだろう。

朝の連ドラの後の8時15分から始まるNHKの朝の情報番組、「あさイチ」のキャスターを2010年3月からV6のいのっちと共に勤め、独特のキャラクターで人気を博している。

 

有働さんが言葉ではなく、文章での表現を何らかの形でできればいいな、と思い、執筆したエッセイが本書である。

 

エッセイの内容は「あさイチ」でネタにされているわき汗の話に始まり、有働さんのこれまで、有働さんの黒い部分、白い部分、独身ゆえの悩みなど多岐にわたる。

独身ネタは割と本書全般にわたって登場していて、読んでいておおぅ・・・と思ってしまう。有働さんは結婚したいらしいが、本書を読むと何度も婚期を逃してきたようなことが書かれていて、「結婚ってタイミング大事なんだなぁ」と感じてしまう(笑)

 

正直、今人気番組のキャスターをしていて人気者なのだから、こんなに自分を切り売りしなくていいんじゃないか??と思うようなことまで書いてあってびっくりする部分もある。

でも、それをやってしまうのが有働さんなのだろう。

 

本書では、そんなテーマを盛り込みつつ、あるときはブラックだったり、あるときは自虐が入っていたりといった内容で、あさイチで朝から時々黒い発言を飛ばす有働さんがあさイチとはまた一味違った一面を見せてくれる。

 

 

タイトルの『ウドウロク』は逆から読むと「クロウドウ」、つまり「黒有働」である。

クロウドウというのは、あさイチのスタッフにつけられたあだ名らしい。

このあだ名は、有働さんが番組中に時々朝の情報番組に似つかわしくないブラックな発言をするところに由来している。

 

「有働録」で「ウドウロク」、逆から読むと「クロウドウ」で「黒有働」。

上手いタイトルだなぁと感じた。

 

 

 

 ★こんな人に読んで欲しい

 

あさイチを見ている人

・独居中年の気持ちが知りたい人

 

本書には、有働さんのこれまでのキャスター生活の話ももちろん書かれているが、それ以上に多いんじゃないかと思えるのが独居中年ネタである。

買い物かごに一人分の食材しか入れないから周りに比べてかごの中身が寂しいだの、周りがみんな結婚しちゃって昔に比べて家での食事が増えただの、独居中年(有働さんが自分でそういっている(笑))のリアルが赤裸々に語られていて「おおぅ」となるのだが、なぜだかギリギリで悲壮感は感じさせないのが有働さんの凄いところだ。

本書を読むと独居中年ってこんな暮らしをして、こんなことを考えているんだ、という一例を垣間見ることができる(笑)